排水ポンプ停止で道路冠水 石巻市長が陳謝
石巻市の斎藤正美市長は22日、大雨によって18日に市内で発生した道路の冠水被害について、排水ポンプ場が一時停止したことが原因だったとして陳謝した。市議会9月定例会の行政報告で説明した。
道路冠水は18日午後、市内の中里、住吉、元倉、駅前北通り、稲井各地区で起きた。建物被害は確認されていない。
市下水道管理課によると、停止したのは井内、住吉両排水ポンプ場。井内は同日午後0時50分から約6時間、住吉は午後0時54分から約2時間、それぞれ停止した。
ポンプ場を自動で起動するシステムと6月に稼働した遠隔監視制御システムとの不整合が原因で、エンジンポンプや燃料を送るポンプが作動しなかった。
現在は制御システムとの連係をいったん外し、適切に作動する状態だという。斎藤市長は「市民に多大な迷惑をかけたことを深くおわびする」と述べた。