東北楽天、逸機響く 今季2度目のサヨナラ負け

9回、サヨナラ打を許し、引き揚げる東北楽天・酒居(中央)

 東北楽天が今季2度目のサヨナラ負けを喫した。

 3-3の九回2死満塁で5番手酒居が代打柘植に左前打を浴びた。先発滝中は5回2失点。一回に森の先制ソロを許し、1-1の五回に本盗で勝ち越された。

 打線は2点を追う七回、茂木と代打カスティーヨの適時打で追い付いたが、八、九回の好機を生かせなかった。

 西武は11安打と打線が活発だった。4番手平良が2勝目を手にした。

▽勝 平良54試合2勝2敗16S
▽敗 酒居46試合3勝3敗3S
▽本塁打 森10号(1)(滝中)呉念庭9号(1)(森原)

8、9回の得点機で勝ち越せず

 同点の九回2死満塁、カウントは1ボール2ストライク。東北楽天の酒居が投じたフォークボールが、代打柘植のバットに捉えられ、左前に運ばれた。目の前で許した今季2度目のサヨナラ負け。引き分けに持ち込む直前で涙をのんだ右腕は「次はしっかり抑えられるように頑張る」と言葉を絞り出した。

 6球で2死を奪ってから森に二塁打を許した。中村を申告敬遠し、続く外崎(富士大出)には、慎重に攻めた末に四球。瀬戸際に追い込まれ、外角低めへ投じた決め球を拾われた。

 「あのカウントなら(ストライクゾーンを)広く使っていけばいいが、いってしまったものはしょうがない」と石井監督。「一生懸命チームのために腕を振ってくれている。敗戦の原因を一個人に持っていきたくない」とかばった。

 あと一本が出ない打線がもどかしい。七回に1点差に迫り、なお2死二塁で左投手に強いカスティーヨを代打の代打に送った采配が奏功し、適時打で追い付いた。終盤でようやく流れをつかみ、八、九回には得点圏に走者を進めた。だが、勝ち越せない。2度のチャンスを逃した代償が、最悪の結末になってしまった。

 逆転優勝に向けて勝ち続けるしかない。「もう1点取れたのか、もう1点防げたのかをチーム全体で考えないといけない」と指揮官は言う。首位ロッテと2位オリックスとのゲーム差が変わらないままなのが救いとはいえ、4位ソフトバンクの足音が忍び寄る。(斎藤雄一)

河北新報のメルマガ登録はこちら

企画特集

先頭に戻る