無くそう踏切事故 JRが啓発キャンペーン 石巻署員と呼び掛け
JR東日本は22日、石巻市の水押踏切で、踏切事故防止の啓発キャンペーンを実施した。秋の交通安全運動の一環。同社社員7人と石巻署員2人が参加し、「踏切一旦停止!」などと書かれたのぼり旗を掲げ、車のドライバーに通行時の注意を呼び掛けた。
水押踏切はJR石巻駅から近く車の交通量が多いため、同社は毎年、秋の交通安全運動に合わせてキャンペーンを展開している。例年はドライバーに啓発グッズを配るが、新型コロナウイルスの影響を考慮して今年は見合わせた。
石巻署の高橋邦弥交通課長は「遮断機が下りているのに通ろうとするケースは全国的に起きている。踏切ではしっかり止まり、安全を確認して通行してほしい」と話した。
JR石巻駅企画助役の松尾由美子さん(44)は「遮断機が下りる時に車が踏切に入ると重大事故につながる。安全確認して通り、もし危ないと思ったら列車の非常停止ボタンを押してほしい」と話した。