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「防災林 大きくなって」大曲浜で除草活動 県みどりの少年団大会

クロマツ周辺の草を丁寧に刈る子どもたち

 第46回県みどりの少年団大会が26日、東松島市の大曲海岸で開かれた。県みどりの少年団連盟の主催。東日本大震災の津波で失われた海岸防災林の再生を目指し、参加者は植樹されたクロマツ周辺の草取り、草刈りに汗を流した。

 東松島市宮野森小や大曲小を始め、県内6市町の10少年団などから計約140人が参加。参加者はNPO法人県森林インストラクター協会の指導を受け、昨年約1000本のクロマツが植えられた約0・2ヘクタールの範囲で取り組んだ。

 クロマツの生育を促すため、苗木を傷付けないように鎌や手で丁寧に雑草を取り除いた。生育を邪魔する外来植物などに関する解説もあった。

 4月に少年団を結成した大曲小の6年羽根田翔君(11)は「草刈りは楽しかったし、植物について知ることができた。これからクロマツが大きく成長してほしい」と話した。

 県みどりの少年団には現在、58団体に約3500人が所属。震災後、東松島市では野蒜、大曲の両海岸で計5回の植樹を実施し、約5000本の苗を植えた。

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