石巻・和渕神社拝殿を再建 氏子寄付、継承への思い新たに

再建された和渕神社

 江戸時代初期に建てられたとされる石巻市和渕の和渕神社拝殿が再建された。氏子たちは、長年地域を見守ってきた神社を継承していこうとの思いを新たにしている。

 以前の拝殿はかやぶき屋根で、かやぶきが腐るなど老朽化が進み、2018年に氏子で修理か新築かで話し合いを始めた。昨年からの新型コロナウイルス流行を受け、氏子総代長の真籠実さん(73)は「疫病退散の願いと、拝殿は本殿を保護するためにあり、格式が高い本殿を守りたいとの思いで皆の意思が固まった」と言う。

 寄付金は氏子約380人から集め、再建費用2400万円を捻出した。建て替えた拝殿は維持管理が容易な銅板屋根。柱や床には地元産のヒノキやスギを使い、温かみを感じさせる。以前よりも広く、約40人を収容できる。

 「田村麻呂伝説」が伝えられ、全国の主要な神社に数えられる延喜式内社。本殿の屋根は木羽(こば)ぶき、獅子などの彫刻が施され、安土桃山時代の様式という。真籠さんは「皆の協力に感謝し、先人たちが守ってきた文化を絶やさぬよう維持していきたい」と力を込めた。

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