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石巻地区中学校生徒弁論大会 最優秀賞2人、県大会へ

Bブロックの最優秀賞に選ばれた千葉さん
Aブロックの最優秀賞に選ばれた上手さん

 第58回石巻地区中学校生徒弁論大会(石巻教育研究会主催、同研究会国語研究会主管)のBブロック大会とAブロック大会が5日と11日、石巻市万石浦中と北上中でそれぞれ開かれた。Bブロックは「次は私が」の演題で発表した千葉杏奈さん(蛇田3年)、Aブロックでは「言葉の恐ろしさ」を発表した上手美羽さん(渡波3年)が最優秀賞に輝き、11月10日に栗原市若柳中で予定される県大会の出場権を獲得した。

 Bブロックには10人が出場。千葉さんは小学校時代のつらい経験や、中学校生活を振り返りながら「やる気がなくなっていくのを感じていた」と強調。大きな力になったのは、友人やクラスメートの存在だったといい「次は私が力になりたい」と決意を述べた。

 いじめ、虐待、差別、人権問題については身近で起きているかもしれないと示唆。「小さい声、小さなサインに気付くことができれば、きっと助かる人がいると思う」と、耳を傾けることの大切さを訴えた。

 Aブロックは11人が出場した。上手さんは、インターネットでの匿名の誹謗中傷やトラブルについて実体験を交えながら説明。「言葉の恐ろしさを知り、自分は同じようなことは絶対にしないと心に決めた」と語った。

 言葉の怖さを訴えながら「相手を思いやる言葉遣いで、より良い人間関係を築いていくべきだと思う」と力説。「新型コロナウイルスの影響で直接的な人との関わりが減っている今だからこそ、SNSを使う意味や、言葉の使い方を見直してみませんか?」と問い掛けた。

 その他の結果は次の通り(敬称略、洋数字は学年)。

<Bブロック>
◇優秀賞 
 木村健人(石巻3)「一歩」 
 今野光理(河北3)「『当たり前』の中に」 
 伊藤花(万石浦3)「登りきれない山はない」 
◇優良賞
 津田碧希(住吉3) 
 西條萌(矢本一3) 
 東若優心(矢本二3) 
 白出佳章(山下3) 
 斎藤心結(桃生3) 
 朽木沙希愛(河南東2) 

<Aブロック>
◇優秀賞 
 石川瑞姫(青葉3)「あきらめない心」 
 平塚海惺(荻浜2)「小さな浜から学ぶ海の環境問題」 
 山本杏里(女川3)「挑戦を自信に」 
◇優良賞 
 高橋悠太朗(鳴瀬未来3) 
 平塚凌駕(河南西3) 
 木村このみ(湊3) 
 生出拓真(飯野川3) 
 大壁蒼稀(牡鹿3) 
 酒井菜緒(稲井2) 
  千葉春芽(北上3) 

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