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衆院解散 総選挙へ 宮城5区・安住氏、森下氏臨戦

 衆院は14日解散され、19日公示、31日投開票の総選挙に向けて事実上の選挙戦に突入した。感染再拡大に備えた対応や収束戦略など実効性のある新型コロナウイルス対策や経済再生、格差是正が論点となる。石巻地方を含む宮城5区は、9選を狙う立憲民主党前議員と自民党新人による一騎打ちとなる見通し。

 衆院選は2017年10月以来。衆院解散から投開票日まで17日間は戦後最短。与野党は定数465(小選挙区289、比例代表176)を争う。自民、公明合わせて過半数の233議席を維持できるかどうかが焦点となる。

 宮城5区は、立民国対委員長の安住淳氏(59)と、自民5区支部長で元タレントの森下千里氏(40)が立候補を予定する。

 衆院が解散された14日、安住氏は「予算委員会で審議もしないまま解散して審判を仰ぐ岸田文雄首相の強引な政権運営を許してはいけない。与野党の議席が伯仲することで政治に緊張感が生まれる。自民1強を終わらせる」と意気込んだ。

 15日に地元に戻り、16日に出馬会見を行い臨戦態勢に入る。

 森下氏は解散を受け「新人として与えられた環境の下、力いっぱい有権者に思いを伝えていく。暮らしに責任のある与党の一員として地域のために働いていきたい」と決意を語った。

 街頭活動は1600回を超えた。ここ3、4日間は毎日、石巻市内の二十数カ所で政策を訴えた。14日は企業回りに注力した。

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