石巻専修大ゼミ、石巻・女川観光コース作成 カーシェア協と連携
石巻専修大経営学部の庄子真岐教授のゼミは、一般社団法人日本カーシェアリング協会(石巻市駅前北通り1丁目)と連携し、石巻市と女川町を巡る観光コースを作成した。協会は観光案内機能付きカーナビシステムに、この情報を追加インストールしたタブレット端末をレンタカー利用者らに貸し出している。
作成したコース名称は「庄子ゼミナール石巻専修大観光コース」。食事や買い物などを楽しむ「石巻・女川道の駅巡り旅」(約70キロ)と、アートと食、音楽の総合祭「リボーンアート・フェスティバル(RAF)」の作品鑑賞が中心の「RAF巡り-石巻の海を添えて-」(約85キロ)で、各6時間の道のり。
観光まちづくりを学ぶ同ゼミに協会から依頼があり、昨年12月から4年生を主体に取り組んだ。観光関係者を取材したり、観光スポットを実際に巡ったりして情報を集めた。音声案内で紹介するグルメ情報などの原稿も作成し、移動中も楽しめる内容にした。
ゼミ長の阿部美奈さん(4年)は「地元の人にも利用してもらい、改めて地元の魅力を知ってほしい」。協会の石渡賢大事業部長(31)は「ふと見える景色の素晴らしさなど、学生ならではのコース。季節ごとに内容を変えるなどして楽しませたい」と話した。
タブレットの貸し出しは、レンタカー(軽車両6時間で2100円)と同時利用で1日当たり1000円、単独だと2000円。連絡先は同協会0225(22)1453。