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秋の宮戸島を満喫 宮城オルレ奥松島コース、3周年記念しイベント

景色を楽しみながらオルレコースを歩く参加者たち

 東松島市宮戸の韓国版トレッキング「宮城オルレ」奥松島コースの開設3周年を記念したイベントが9日、現地であった。市が主催し、県内から訪れた約130人が全長10キロのコースを歩きながら宮戸島の秋を満喫した。

 参加者たちは、さとはま縄文の里史跡公園や稲ケ崎公園、大高森などを思い思いのペースで巡り、松島湾の眺めや自然散策などを楽しんだ。月浜海岸では、昼食に地元のカキを使ったカレーが振る舞われた。

 仙台市泉区の伊藤恒明さん(71)は山登り仲間らと参加し「もう5回ほど訪れているが、松島湾を見たり縄文文化を感じたりできるので何回来ても飽きない」と笑顔だった。

 出発前には復興再生多目的施設「あおみな」で開会式があり、渥美巌市長や駐仙台韓国総領事の林熙順(イムヒスン)氏らが出席。渥美市長は「季節ごとの自然を感じてもらえるコース。大いに楽しんでほしい」とあいさつした。

 奥松島コースは2018年10月に開設。市によると県内に四つあるコースの中で最も利用者が多く、9月末時点で累計2万1034人が訪れた。

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