わんぱく相撲選手権、２年ぶり　小学生力士が熱戦　石巻・明神社

　石巻市大宮町の明神社相撲場で１７日、第３０回石巻わんぱく相撲選手権大会の個人戦が開催された。小学生力士たちが頂点を目指し、手に汗握る取り組みを繰り広げた。

　市内の小学生、男女合わせて２４人が出場し、学年ごとにリーグ戦で競った。土俵際でのせめぎ合いや、物言いが付いての取り直しなど、熱戦を展開した。

　５年生男子は勝敗数で並んだ３人による「ともえ戦」に突入するなど白熱。６年生は１０分近く組み合い、互いに一歩も譲らない接戦を見せた。客席に陣取った保護者らは熱烈な声援や拍手で、子どもたちの活躍を後押しした。

　６年生のリーグ戦を制し、第３８代横綱になった佐々木城君（鹿妻小）は「相手がみんな大きくてびっくりした。家で励んだ体幹トレーニングの成果で勝てた」と喜んだ。

　大会は石巻相撲協会が主催。昨年は新型コロナウイルス禍で団体戦と個人戦を中止し、今年も団体戦は中止となった。菅原仁会長は「子どもたちはコロナに負けずに頑張ってくれた。保護者の皆さんの協力にも厚く感謝する」と語った。

　結果は次の通り。（敬称略）

▽１学年の部
（１）千葉雄晴（万石浦）
（２）阿部眞秀（万石浦）
（３）杉山龍之介（万石浦）
▽２学年の部
（１）三谷蒼翔（鹿妻）
（２）三浦颯人（渡波）
（３）阿部希信（湊）
▽３学年の部
（１）木村玲生（鹿妻）
（２）門間遙真（渡波）
（３）阿部瑚（湊）
▽４学年の部
（１）三浦陽菜（渡波）
▽５学年の部
（１）阿部大河（稲井）
（２）三谷維吹（鹿妻）
（３）長谷川白瑛（鹿妻）
▽６学年の部
（１）佐々木城（鹿妻）
（２）遠藤矢穏（稲井）
（３）富田真央（渡波）
▽特別賞（６年連続出場）　
　遠藤矢穏（稲井）