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JFL復帰ならず コバルトーレ女川、SCL予選敗退 今シーズン終える

パブリックビューで試合の展開を見守るコバルトーレ女川のサポーターたち

 社会人サッカーリーグ1部のコバルトーレ女川は、12~14日、盛岡市のいわぎんスタジアムなどで開かれた「全国地域サッカーチャンピオンズリーグ(SCL)」1次ラウンドに臨み、1勝2敗で予選敗退となった。目標に掲げてきた日本フットボールリーグ(JFL)の昇格には届かず、今シーズンを終えた。

 3グループに分かれて予選リーグを戦う1次ラウンドは、各グループ1位と、2位のうち最も成績の良かったチームの計4チームが決勝ラウンドに進んだ。コバルトーレ女川は12日の初戦、おこしやす京都ACに0-1と惜敗。13日の第2節でクリアソン新宿に1-2で連敗を喫し、最終戦となったFCバレイン下関戦は1-0で勝利した。グループ順位は3位で、予選敗退が決まった。

 SCLへの出場は4年ぶりで、2018年に降格となったJFLへの復帰を懸けた大一番だった。阿部裕二監督(50)は「チームとして結果が出せず悔しい。選手は持てる力を出し惜しみすることなく発揮した。それでも勝てなかったということを真剣に受け止めたい」と話した。

 地域のサポーターはJFLへの復帰を待ち望む。チームが女川町生涯学習センターで開いた初戦のパブリックビューイングには、町内外から駆けつけたファンが画面越しにエールを送った。

 阿部監督は「地域の方々にはたくさんの支援と応援頂いた。来季もJFL昇格を目標に、もうひとつレベルの上がったチームを見せたい」と語った。

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