「みんなであんぜん」 石巻小児童、防災の大切さ学ぶ

福田さんの説明を聞き、熱心にメモする4年生

 石巻市石巻小(児童306人)は20日、全校挙げての防災学習「石小みんなであんぜん」を同市門脇町5丁目の震災伝承交流施設「MEET門脇」や市が震災遺構として整備している旧門脇小などで開いた。児童に日頃から防災意識の大切さを学んでもらうのが狙い。

 関係機関や保護者、地域住民らの協力で2年ぶりの開催となった。1・2年、3・4年、5年、6年とそれぞれ趣向を凝らしたプログラムを組んだ。

 このうち3・4年約100人はMEET門脇を訪問。東日本大震災の伝承活動に取り組む公益社団法人「3・11みらいサポート」のスタッフの案内で施設内や石巻南浜津波復興祈念公園などを見学した。

 門脇小ではスタッフの福田貴史さんが4年生に「ここは津波と火事で燃えてしまいました」と震災当時の状況を解説。避難経路について「難しいけれど、どこに逃げるか自分で考えることが大切です」と訴えた。

 当時の児童や地区住民が避難した校舎そばの階段や高台へのルートも一緒に歩いた。福田さんは「階段にはスロープが途中までしかなく、車いすの人は上るのが難しかったけれど最近できました。いろいろな人が逃げやすくなるように」と説明。「誰かがけがをするかもしれません。いろいろな人の心配をすることも大事だよ」と他人を思いやる心の大切さも説いた。

 標高30メートルの高台では門脇・南浜地区の景色を一望。福田さんは「命が助かるように、何か起きるたびに勉強してほしい」と呼び掛けた。

 石巻小では、東北大災害科学国際研究所の保田真理防災士による減災教育の特別授業などもあった。

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