コロナ禍でもつながりを 石巻で福祉講演会、地域支え合う大切さ学ぶ
石巻市や市社会福祉協議会などが主催する「地域福祉講演会~地域の支え合いを考える大会」が21日、同市北村の市遊楽館であった。関係者ら約270人が参加し、新型コロナウイルス禍の地域のつながりについて考えた。
ご近所福祉クリエーターの酒井保さんが「コロナ禍で笑顔を紡ぐススメ方」の演題で講演し、コロナ禍でも集まって支え合うことの大切さを強調した。
酒井さんは「社会性の低下が運動機能の低下につながる。つながりを切らしては駄目だ」と述べた。集まりで係(役割)を持たせることを説き、社会性の一歩となり、社会参加が進むと指摘した。
大会では市社協が市内小中学生を対象に募集した福祉作品コンクール表彰式もあった。入賞作品展は来年1月15~23日、石巻市茜平4丁目のイオンモール石巻2階である(入賞者名簿は後日掲載)。
新型コロナの影響で外出や活動の機会が減り、フレイルの進行や社会的孤立が懸念される。住民同士が支え合う新たな形を求め、初めて開催された。