サンマの記録的な不漁が続く中、全国有数の水揚げを誇る女川町の女川魚市場も苦戦が続いている。昨年の総水揚げ量は5060トンで県内トップとなったが、今年は初水揚げのあった9月27日から11月30日までで約1200トンと、半分にも達していない。好転の兆しは見えず、市場関係者は「サンマの代わりになる魚種がないのが現状。自然が相手なので打つ手もない」と悲鳴を上げている。
漁が終盤入りした1日は、八戸市の第2源栄丸(199トン)が11月29日夜に宮古沖で漁獲した6トンを水揚げ。伊藤正幸漁労長(66)=石巻市出身=は「主な漁場が昨年より遠く、しけ続きで思うように漁ができていない。燃料の高騰も重なり、つらい」と頭を抱える。
初水揚げは昨年より2週間早く、水産関係者らは安堵(あんど)の表情を浮かべたが、その後、安定した水揚げにはならなかった。11月30日までにサンマが市場に姿を見せたのは14回で、漁獲量に加え、金額も昨年を大きく下回る。町を代表する魚種の不振が水産関係者に与える影響は大きい。
今季最も女川にサンマが揚がったのは11月17日の4隻、242トンが最高。昨年は水揚げ量と水揚げ金額は北海道花咲、大船渡に次いで全国3位と健闘しただけに、漁が続く今月下旬までの間で、まとまった漁獲を期待したいところだ。
不漁や低気圧の影響で、漁を切り上げる船が出てくる可能性もある。女川魚市場の木村仁取締役部長は「12月に見られるサイズは120~130グラムの中型が主体で大型は減る。大きさよりも、まずは漁場が近づいて水揚げが増えることを待つばかりだ」と願った。
宮城の高校情報満載!英語リスニング問題はこちらから
見て、聞いて、キャンパスの雰囲気を感じよう!
大学9校のオープンキャンパス情報や先輩学生の声。仙台圏での生活情報も満載!
東北の未来に向けて、みんなで手を取り合い、様々な活動に取り組んでいます。
SDGsマインドの向上をはかるための「みやぎSDGsアンバサダー」育成プログラム活動を紹介中!
2022年度企画10月スタート!詳しくはWEBサイトへ
東北6県7新聞社が東北全体の活性化を目指し明るい未来の創造を目指します
みやぎの職場を元気に健康に!健サポフレンズも新規会員募集中
特選不動産情報(毎週金曜日更新)
仙台「四方よし」企業大賞
2022あしたのみどりキャンペーン
Job探:仙台・宮城の求人情報
みやぎのいいものご案内!47CLUB
宮城の赤ちゃんへ贈ります「すくすくばこ」好評受け付け中!
LINEスタンプ「かほピョンとなかまたち」
宮城県からのお知らせ
みやぎ復興情報ポータルサイト
杜の囲碁サロン
位置情報連動型スマホ広告サービス LocAD+(ロカドプラス)
Copyright © KAHOKU SHIMPO PUBLISHING CO.