命守る知識と技能学ぶ 女川中、防災教室で意識新た

災害ボランティアセンターの運営訓練でボランティア役の生徒に貸し出す道具に見立てたカードを手渡すスタッフ役の生徒(左)

 災害時に命を守る知識と技能を身に付けるため、女川中(生徒102人)は、非常食作りや救命救急などを学ぶ「まるこ山防災教室」を開いた。生徒たちは有事を想定した訓練に取り組み、防災や減災への意識を新たにした。学年ごとに異なるコースで実施し、同校教員や町社会福祉協議会の職員、女川消防署員が講師を務めた。

 1年生はポリ袋を使った非常食作りに挑戦。コメやミックスベジタブルなどを高密度ポリエチレン製のポリ袋に入れ、熱湯に漬けて加熱し、ピラフを作った。

 救命救急のコースには2年生が参加した。消防署員の指導を受け、人形を使って心臓マッサージや自動体外式除細動器(AED)による心肺蘇生法の手順を確認した。

 3年生は災害ボランティアセンターの運営訓練に取り組んだ。ボランティア役や運営スタッフ役などに分かれ、ボランティアの受け付けや道具の貸し出しなどの流れを実践した。

 3年の木村凜子さん(14)は「ボランティアセンターの訓練はスムーズにできた。防災教室で体験したことを、災害時も慌てずにできるようにしたい」と話した。

 教室は東日本大震災後に始まり、2018年以降は学年ごとに内容を変えて実施しているため、生徒たちは3年間を通してさまざまな訓練を体験する。今年は11月11日に行われた。

 安全担当の主幹教諭木村幹夫さん(55)は「自分の命は自分で守るしかない。町内に住み続けても、いずれ他地区に行っても、それぞれの地区に合った防災の在り方や、危険予測と回避能力を身に付けてほしい」と語った。

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