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CS導入へ、学校づくりフォーラム 事例報告や討論熱く 石巻

事例を紹介する畠山さん

 「『復興』から『創生へ』~地域と共に築く子どもたちの輝く未来」をテーマにした「地域とともにある学校づくり推進フォーラム2021石巻」(文部科学省、県教委、石巻市教委主催)が、石巻市開成の市複合文化施設(マルホンまきあーとテラス)であった。

 県内外から約600人(オンライン含む)が参加した。学校運営に保護者や地域住民らが参画する「コミュニティ・スクール(CS)」制度の導入について分科会やパネル討論を通して共に考えた。

 「これから始まる・継続するCS」をテーマにした第1分科会では、石巻市教委CSスーパーバイザーの畠山政浩さん、北海道小樽市の朝里中校長の森万喜子さんらが事例を紹介した。

 「石巻市のCS導入計画とその現状」で登壇した畠山さんは、CS導入の経過や取り組み体制などを説明し、2024年度までに全ての小中学校で導入を予定していることを報告。「CSの推進を通し、石巻を愛し、石巻を誇りに思う子どもたちの育成を図りたい」と話した。

 文部科学省からCSの推進について説明もあった。担当者は「学校運営協議会が法律に基づいて権限と責任を持つのがCS。十分な協議をしてからの承認が重要だ」と強調。「協議会のメンバーも傍観者ではなく『一緒にやっていきましょう』という当事者としての心構えが大切だ」と説いた。

 フォーラムは11月19日に開催された。

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