1年占う大俵引き、今年は「米価上昇」 会津坂下で2年ぶり開催

2年ぶりに開催された大俵引き

 福島県会津坂下町の初春の風物詩「大俵引き」が14日、同町の中心商店街であった。昨年は新型コロナウイルス感染症拡大の影響で中止となり、開催は2年ぶり。寒風の中、鉢巻きに下帯姿の引き子が声を掛けながら、直径2・5メートル、長さ4メートル、重さ5トンの大俵を引き合った。

 東の上町が勝てばコメの価格が上がり、勝者が西の下町ならば豊作になるとされ、どちらが勝っても引き子は1年間、無病息災で過ごせるとされる。感染対策で例年の3本勝負を一本勝負にした決戦は東が勝利し、「今年はコメが値上がりだ」と歓声が湧いた。

 例年は県内外から100人以上の引き子が参加していたが、感染対策で会津地方の50人に限定。2回のワクチン接種も条件として実施された。

 大俵引きは市神様の前で行われる神事で400年以上の伝統を持つとされる。明治時代に一時姿を消したが、1950年代に復活した。

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