閉じる

備えの大切さ再認識 全国市議会議長会幹部が視察 石巻、東松島

東松島市防災拠点備蓄基地を視察する全国市議会議長会の幹部たち

 全国市議会議長会の幹部が14日、石巻、東松島両市を訪れ、東日本大震災からの復興状況や災害時の備えについて視察した。長野市や熊本市などの市議会議長ら計15人が参加した。

 東松島市が震災の教訓から整備した市防災拠点備蓄基地では、担当者が市内24カ所の避難所に物資を補充する役割や、約80種類の備蓄品について説明。食料や粉ミルク、毛布や簡易トイレなどに加え、新型コロナウイルス感染症の感染予防として新たに段ボールベッドや間仕切りを追加したことを説明した。

 副会長の鈴木和彦静岡市議会議長は「地元でも南海トラフ巨大地震が懸念されている。災害時の困り事を市民の立場で考え、備える大切さを感じた」と語った。

 東松島市震災復興伝承館や、石巻市の石巻南浜津波復興祈念公園、いしのまき元気いちばも訪れた。13日には相馬、南相馬両市をそれぞれ視察した。

関連タグ

最新写真特集

石巻かほく メディア猫の目

「石巻かほく」は三陸河北新報社が石巻地方で発行する日刊紙です。古くから私たちの暮らしに寄り添ってきた猫のように愛らしく、高すぎず低すぎない目線を大切にします。

三陸河北新報社の会社概要や広告、休刊日などについては、こちらのサイトをご覧ください

ライブカメラ