任期満了に伴う宮城県の美里町長選は18日告示され、無所属で現職の相沢清一氏(69)が無投票で3選を果たした。相沢氏は2014年の初当選から3回連続の無投票当選。
相沢氏は雪が吹き付ける中、町内を選挙カーで巡った。午後5時に届け出が締め切られると、美里町素山町の事務所で支持者約40人に頭を下げた。
相沢氏はあいさつで、「雪に描いた絵のように素晴らしい町の方向性を示す。無投票だからといって町民の全幅の信頼を得たとは思っておらず、常に対話し町政運営を進めたい」と述べた。
相沢氏は昨年11月に記者会見を開き、立候補を表明した。町内3中学校の統合や、町産業活性化拠点施設構想の推進を公約に掲げた。
任期は2月5日から4年。17日現在の有権者は2万599人。
[相沢清一(あいざわ・せいいち)氏]1952年8月13日、宮城県美里町生まれ。宮農短大卒。旧小牛田町議と美里町議をそれぞれ2期務め、議長から転じて14年に初当選。18年に再選された。69歳。
【解説】美里町長選は相沢清一氏(69)が3選を果たした。手堅い町政運営で、町内の産業団体や議会との関係は良好。町を二分する争点もなく、約1000人とされる後援会を固め、初当選から3回連続の不戦勝となった。
2期目後半は新型コロナウイルス禍に見舞われたが、長年の懸念だった中学校統合にめどを付けた。新校は2025年4月に開校する。その先に見据えるのは町産業活性化拠点施設の整備構想だ。
「美里には何もない」と言われる町の知名度向上を目指す相沢氏。「美里ブランド」の農産物をPRし、町に人を呼び込む施設の必要性を力説するが、町のセールスポイントを見極めなければ、道の駅などの近隣施設に埋没しかねない。
町は東北電力女川原発(女川町、石巻市)30キロ圏に含まれる。再稼働に反対したが、県と立地2市町の「地元同意」は止められなかった。避難計画の実効性を高めるための発信を続けるというが、これも存在感を発揮する工夫が必要だろう。
人口減少をはじめ町の課題は山積している。「白紙委任」の裏側にある民意をくみ取り、町の将来像を具体化する責任は重い。
(小牛田支局・横山浩之)
大学9校のオープンキャンパス情報や先輩学生の声。仙台圏での生活情報も満載!
毎週木曜日・仙台圏で42.9万部発行の「河北ウイークリーせんだい」。歌ったり踊ったり楽しいキャンペーン実施中。抽選でプレゼントも当たります。
東北の未来に向けて、みんなで手を取り合い、様々な活動に取り組んでいます。
SDGsマインドの向上をはかるための「みやぎSDGsアンバサダー」育成プログラム活動を紹介中!
2022年度企画準備中!詳しくはWEBサイトへ
あしたをつくる、地域の新たな可能性
東北6県7新聞社が東北全体の活性化を目指し明るい未来の創造を目指します
みやぎの職場を元気に健康に!健サポフレンズも新規会員募集中
特選不動産情報(毎週金曜日更新)
仙台「四方よし」企業大賞
Job探:仙台・宮城の求人情報
みやぎのいいものご案内!47CLUB
宮城の赤ちゃんへ贈ります「すくすくばこ」好評受け付け中!
LINEスタンプ「かほピョンとなかまたち」
宮城県からのお知らせ
みやぎ復興情報ポータルサイト
杜の囲碁サロン
Copyright © KAHOKU SHIMPO PUBLISHING CO.