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文化財レスキュー展 新たな10作品に注目 石巻市博物館

企画展示室には高橋英吉の作品などが展示されている

 石巻市開成の市複合文化施設(マルホンまきあーとテラス)内にある市博物館で開かれている企画展「文化財レスキュー 救出された美術作品の現在(いま)」の展示作品の一部が替わった。

 新たに加わったのは石巻市出身の彫刻家高橋英吉(1911~42年)が10代に制作したとされる「筍(たけのこ)」をはじめ、洋画家浅井元義(1938~2018年)の油絵「河畔のレストラン」など10点。美術ファンの注目を集めそうだ。

 企画展は東日本大震災で被災し「文化財レスキュー事業」で修復された旧市文化センター所蔵作品を展示している。昨秋の開館以降、継続開催中で、今回、展示作品46点のうち10点を入れ替えた。2月27日まで。

 関係者は「(作品を)初めて見る人もそうでない人も楽しめる。貴重な作品を見てもらいたい」と話す。

 23日には講演会「石巻文化センターの木彫作品の修復について」が午後1時半~3時、小ホールで行われる。講師は元東北芸術工科大学美術史・文化財保存修復学科の学科長藤原徹さん。入場無料。予約不要。

 開館時間は午前9時~午後5時(最終入館は午後4時半)。休館日は毎週月曜(月曜日が祝日の場合は翌日休館)。観覧料(常設展も含む)は一般500円、高校生300円、小中学生150円。連絡先は0225(98)4831。

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