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春爛漫オーケストラ、2年ぶりの新年コンサート 120人魅了 石巻

多彩な音楽で会場を魅了した「春爛漫オーケストラ」

 石巻市出身者やゆかりのある音楽家らで構成する「春爛漫(らんまん)オーケストラ」による「2022ニューイヤーコンサート」が16日、市複合文化施設(マルホンまきあーとテラス)小ホールで開かれた。

 市内外から約120人が来場し、2部構成で実施された。第1部は東京五輪開会式に採用された「ドラゴンクエスト序曲」で開幕し、17~18世紀に流行したという弦楽器「ヴィオラ・ダ・ガンバ」や金管アンサンブルなどが登場。映画のテーマ曲や海外、日本のポップソングなど多彩なメロディーを奏でた。

 ニューイヤーコンサート恒例となったソプラノサックス奏者菊地恋さん(石巻西高2年)を中心とした演奏もあり、2年連続で日本一となった腕前で会場を魅了。観客から大きな拍手が送られた。

 第2部はストーリー仕立てで進行した。オリジナルの物語に沿って演奏者が役を演じながら、ラテンやジャズ、ロックなどの名曲を披露。幕あいには加藤幸子さんが絵本「いたずらねこのミロ」を読み聞かせ、優しい声で観客を和ませた。

 ニューイヤーコンサートは2018年にスタート。昨年は新型コロナウイルスの影響で中止したため、2年ぶりの開催となった。

 友人と訪れた石巻市吉野町の城間礼子さん(72)は「全ての曲が素晴らしかった。ジャズが大好きなので手拍子をしたり体を動かしたりして楽しく聞かせてもらった」と話した。

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