しょくば拝見>眼鏡販売業 メガネの相沢(石巻市立町2丁目)
<見える生活をお手伝い>
眼鏡のフレームとレンズを加工して販売するほか、補聴器の販売も手掛ける。顧客は石巻地方をはじめ登米市や涌谷町、南三陸町から訪れる。
仙台市出身の故相沢昮さんが1953年に石巻市立町(現在の七十七銀行石巻支店近く)に眼鏡店を開店。76年に石巻駅前の現在地にビルを新築し、営業を続けている。2代目の相沢明弘店長(57)は「相沢の眼鏡だから安心だと言ってもらえるよう、丁寧に対応し、見える生活をより良くするお手伝いができれば」と語り、顧客のカウンセリングを大事にしている。
つまり商品を勧めるというよりも「一人一人悩みが違う来店者から詳しく話を聞き、要望に応えられるような提案をしている」と言う。そのため、商品知識だけでなく、最近増えてきた加齢黄斑変性症をはじめ加齢による目の病気を勉強したり、常に新しい情報を入手したりして、眼鏡技術者としての研さんを積んでいる。
妻の陽子さん(57)とともに、公益社団法人日本眼鏡技術者協会から「認定眼鏡士」(国内で約3000人)に登録されている。2022年度、眼鏡技術者の国家検定制度が導入されるため、眼鏡作製の総合エキスパートとなる「眼鏡作製技能士」の資格取得を目指している。
顧客ニーズが多様化・高度化する中、相沢店長は「安心安全の眼鏡を提供することでお客さんの満足度を高めるとともに、生活の質を向上させていく」と意欲をみせる。
■店の概要
1953年創業。5階ビルの1、2階が眼鏡店(2階は視力測定室)。視力測定に30分ほどかかる場合があるという。スタッフは相沢店長ら3人。営業時間は午前10時~午後6時。水曜定休。予約可。石巻市立町2丁目7の11。0225(93)1135。
関連タグ
最新写真特集
三陸河北新報社の会社概要や広告、休刊日などについては、こちらのサイトをご覧ください