石巻圏・新百景>女川フューチャーセンター・カマス(女川町女川)
<人が集い 出会い生む場>
女川でみんなのつながりをつくる場所として愛されるように。そんな願いを込め、地元の方言で「かき混ぜる」を意味する「かます」と名付けられた。たくさんの、大勢でといった意味を持つ英単語「mass」も組み合わされている。
町内のNPO法人「アスヘノキボウ」が町有地を借りて整備し、2015年3月にオープンした。有料の会員登録をして利用するコワーキングスペースは会議室も備え、Wi-Fiや電源が使える。多目的スペースはちゃぶ台やソファ、長机などを配置し、五つに分かれたスペースそれぞれに特色がある。
これまでアスヘノキボウによる創業支援事業で活用され、地域住民のお茶会や小中学生の遊び場、女川で挑戦したいことがある人やサポートする人が集う会議の場にもなった。東日本大震災後、内外の交流が加速した町でこれからもさまざまな出会いを生んでいく。