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ウクライナから1人自主避難 石巻市、健康面や生活支援

 石巻市は11日、ロシアの侵攻を受けるウクライナから1人が市内に自主避難したことを明らかにした。

 市によると、避難したのは60代女性で、市内に暮らす娘を頼ってウクライナから逃れてきた。首都キーウ(キエフ)の西約130キロのジトミール州で戦渦に巻き込まれ、ポーランドを経由して3月26日に石巻市に着いた。

 持病があるという女性の相談を受け、市は市内の病院での受診を手配。要望があった衣類も関係団体を通じて提供した。

 市は3月10日、避難民受け入れへの協力を表明。避難者の状況や要望に応じた市営住宅の一時的な提供や就労あっせんなどの支援体制を整えた。通訳が必要な場合は県国際化協会から派遣を受けるという。

 市危機対策課の担当者は「身寄りの有無や年齢によって必要な支援は変わる。要望を聞き取り、それぞれに合った支援をしていく」と話した。

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