椿油の使い方【特集】みやぎのコスメに恋して・5
ツバキは宮城・岩手の三陸沿岸で、観光やまちおこしの資源になっている。種から採れる椿油の使い方を、東日本唯一のツバキ専業農家、椿屋本舗(気仙沼市)会長の小野寺栄喜さんに教わった。
❶洗顔後、化粧水の前か後に1、2滴を塗るべし
椿油は脂肪酸のオレイン酸、パルミチン酸、ステアリン酸のバランスが良く、浸透が早い上に肌にバリア機能を持たせる。赤ちゃんやお年寄り、ひどい肌荒れの人に特にお勧め。
❷アルコール消毒で荒れた手にすり込むべし
❸リンス代わりに髪に使うべし
シャンプー後、洗面器に張ったお湯に垂らして髪をすすぐ。そのまま髪に付けても。長年愛用する気仙沼のお年寄りは、つやのおかげで白髪が目立たないそうだ。
震災を機に、大船渡市から福島県新地町までのツバキを活用したまちおこし13団体が連携している。小野寺さんは「三陸の椿油は復興支援のボランティアが全国に広め、注目されるようになった。三陸沿岸で見かけたら使ってみて」とPRする。
椿屋本舗合同会社
気仙沼市中山243
TEL0226-28-2007
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(河北ウイークリーせんだい2022年4月21日号掲載)