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石巻圏・新百景>健康づくりパーク(石巻市北上地区)

パークゴルフのコースが広がる健康づくりパーク。北上地区は現在、12ホールが利用できる
施設にはベンチなどもあり、パークゴルフ以外にも自由な時間を過ごせる

<広い芝生でプレー満喫>

 新北上川の河口近くに広大な芝生が広がる。パークゴルフや散歩を楽しめる「健康づくりパーク」。石巻市が東日本大震災で被災した北上、雄勝、牡鹿の3地区の沿岸部に整備し、1日に利用を始めた。

 パークゴルフ場は3地区とも18コースを備える。無料で自由に利用できるため、地元住民や愛好者が早速、プレーを楽しんでいる。週末には家族連れの姿もあるという。

 整備された場所には震災前、多くの住宅が立ち並んでいた。市は災害危険区域に指定された移転元地を住民の憩いの場にしようと、パークを構想した。渡波地区でも計画が進み、2023年秋の完成を予定する。

 北上地区でプレーしていた同市北上町橋浦の今野尚さん(83)は「家から近いのでパークゴルフを始めた。健康に良いし、楽しい。住民が気軽に集える場所になってほしい」と語った。

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