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旅客船の安全総点検 緊急時の体制、万全に 石巻海保など

座席下に置いてある救命胴衣を確認する職員

 東北運輸局石巻海事事務所と石巻海上保安署合同の「旅客船等安全総点検」が21日、女川町の女川観光桟橋であった。

 旅客船、観光船などの安全性の向上や安全運航に対する意識の高揚を図るのが狙い。事務所の後藤明広所長、保安署の伊藤康彦署長ら職員13人が参加した。

 伊藤署長は職員を前に「救命設備や危険箇所の再確認のほか、緊急時の連絡体制やテロ対策などにも万全を期すなど意識を高めてほしい」とあいさつした。

 シーパル女川汽船の佐藤哲也総船長らの案内で、貨客船「しまなぎ」(62トン)に立ち入り、安全管理規定(運航基準等)の順守状況、安全に関する設備の確実な備え付けといった重点項目を入念にチェックした。

 人命の安全を大前提にしているだけに、座席下に置いてある救命胴衣を手に取り一つ一つ確認する一方、新型コロナウイルスの感染症対策の検温計にも目を光らせた。総点検は潮プランニングの観光船2隻でも実施した。

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