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石巻専修大・女子競走部に新戦力 活躍誓う2選手紹介

女子競走部に入部した吉田さん(左)と寺嶋さん

 石巻専修大女子競走部に新戦力が加わった。新入生の吉田紗菜さん(18)、寺嶋悠葉さん(18)の2人。泉田利治監督は「環境に順応しながら、駅伝メンバー入りを目指して切磋琢磨(せっさたくま)してもらいたい」と鼓舞する。

 2人ともに入学前の3月27日に合流し、先輩部員と一緒に、毎日の練習に汗を流してきた。

 吉田さんは函館市出身、七飯高(北海道七飯町)卒。3歳上の姉の影響で、小学3年から陸上クラブに所属。高校では5000メートル競歩に出場してきた。体幹の強さに自信があり、長距離も精神的な負担は少ないという。「競歩は腕を大きく振る。上半身を意識したトレーニングを重ねてきた」と語る。

 中3で北海道中学校駅伝、高2で北海道高校新人陸上に出場し、ともに3位。全国の舞台をあと一歩のところで逃し、悔しさを募らせてきた。「まずは先輩のスピードに追いつくのが目標。駅伝メンバー入りを目指したい」と意気込む。

 寺嶋さんは米沢市出身、地元の九里学園高を卒業した。小、中はバスケットボール部だったが、陸上経験のある母と2歳上の兄に勧められ、高校から陸上部に所属。800メートルと1500メートルに取り組み、スピードが持ち味という。

 高3のインターハイ山形県予選で5位入賞、東北大会に出場した経験もある。「高3から記録が出始め、走るのが楽しくなってきた。当初は医療系の学校へ進学を考えていたが、大学でも陸上を続けたくなった」と振り返る。「体を絞ることを意識しながらスタミナも伸ばし、チームに貢献したい」と語った。

 泉田監督は吉田さんの印象を「基礎体力や我慢強さがある。走ることに徐々に慣れていってもらえれば」と話し、寺嶋さんについては「体に柔軟性があるほか、長距離に向いた走り方をしている」と評価する。「二人ともとても素直で、伸びしろもたくさんある。しっかりと体作りに取り組んでほしい」と期待した。

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