ゴルフで協調性学ぶ 小中学生の親子連れ20組、プロが指導 女川
女川町の女川スタジアムで8日、ゴルフのルールを簡略化した「スナッグゴルフ」の体験会があった。子どもたちにゴルフを通じて協調性や思いやりを学んでもらうのが狙い。女川町や石巻市などから小中学生の親子連れ約20組が参加し、プロゴルファーの指導を受けながら競技に親しんだ。
スナッグゴルフはプラスチック製のクラブで柔らかい球を打つ競技。体験会ではプロゴルファーの時松隆光さん、阿久津未来也さん、桂川有人さんが講師を務め、子どもたちにクラブの握り方や打ち方を指導。4チームに分かれて的に当たった得点を競うミニゲームをした。
石巻市大谷地小3年の阿部花佳さん(8)は「的を狙って当てるのが難しかったが、分かりやすく教えてもらえた」と話した。
体験会は一般社団法人日本ゴルフツアー機構、ジャパンゴルフツアー選手会の主催で、2011年以来2度目。日本ゴルフツアー機構の青木功会長は「プレーを通して協力や礼儀の大切さを学びながら楽しんでほしい」と語った。
体験会に先立ち、機構は女川小、女川町教委、女川向学館に1セットずつスナッグゴルフのセットを寄贈した。