白石城、泊まって見よう 21日にキャンプイベント

 白石市の白石城本丸広場を舞台にした1泊2日のキャンプイベント「城CAMP!」が21日に開かれる。3回目となる今回は昨年2月、今年3月と相次いだ地震による城の復旧工事が見どころだ。参加者が少なく「不発」だった昨年10月の2回目の反省を踏まえ、主催者は提供するサービスのアイデアを練っている。

工事中の白石城が楽しめるキャンプを企画した後藤さん

見どころは「復旧工事中の城内」 用具一式貸し出し

 2年連続の地震で白石市はいずれも震度5強の強い揺れを観測。白石城は壁に亀裂が入ったり、はがれたりする被害があった。現在は休館中で、三階櫓(やぐら)(天守閣)を高さ約30メートルの足場が囲んで工事が進んでいる。

 キャンプ中は人数限定で工事中の城内の見学を予定する。主催するVISIT東北(丸森町)のあしがるさんこと、後藤永行(ひさゆき)さん(33)は「普段と違った白石城を楽しんでほしい」とアピールする。

 手ぶらで参加できるテント、寝具、ランプ、机、いすがセットになったキャンプ用具一式(5000円)を15組限定で用意する。オリジナル御城印づくり体験などのオプションもある。

 募集は23組。参加料はSエリアがテント1張り8000円、Aエリアが7000円。21日午後2時にチェックインし、翌22日午前10時にチェックアウトする。

 前回のキャンプは40組を募ったものの、参加は6組にとどまった。昨年5月の初回は20組の枠がすぐに埋まり、定員を倍増させて臨んだが、ターゲットの絞り込みが甘かったという。

 お試し価格だった2000円の参加料を利益が確保できる7000~9000円に引き上げたことも影響した。前回の6組はキャンプ好きが多く、城のファン向けの甲冑(かっちゅう)体験や座禅のメニューが振るわなかった。

 後藤さんは「交流サイト(SNS)での発信も限りがあり、城ファンに認知されなかった」と分析する。

 今回は特定のサイトに広告を出し、キャンプ経験のない城ファンも参加しやすいように、用具一式を貸し出す。城を管理する公益財団法人との連携を強化し、人気の御城印を使ったプログラムなども準備する。

 城でのキャンプは全国的に珍しい。後藤さんは「打ち上げ花火で終わらせず、利益を出して継続させることが大事。地域に貢献するイベントにしていきたい」と力を込めた。

 連絡先は後藤さん070(8427)5236。

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