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石巻地方17人が感染 東松島市、若年層の3回目接種加速化

 県は17日、県内(仙台市を除く)で新たに石巻市の11人と東松島市の5人、女川町の1人を含む188人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。139人の感染経路が不明。3市町以外は多賀城市25人など。累計感染者は石巻市3790人、東松島市1082人、女川町166人となった。

 新規感染者の内訳は男性89人、女性99人。年代別では10歳未満52人など。17日午後1時時点で県内の療養者は3808人。内訳は入院151人、宿泊療養872人、自宅療養2401人など。確保病床(523床)の使用率は18.4%。即日受け入れ可能病床(186床)使用率は51.6%。

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 東松島市は16日の新型コロナウイルス対策本部会議で、若い世代へのワクチン3回目接種の加速化を働きかける方針を示した。

 今月9~15日の市内の感染者は30人で、40代以下が24人と8割を占める。若年層の接種率が低調なことが要因とみて、ワクチンの効果などを伝える広報や学校を通しての周知に力を入れる。渥美巌市長は「接種率が低い世代は感染者も増えている。若い世代への接種に重点を置き、4回目接種もスムーズに進めたい」と話した。

 8日時点で3回目接種が済んだ市民は65歳以上の93・7%に対し12~19歳は24.0%。5~11歳の2回目接種率は11.3%。

 市は4回目接種について、6月中旬の開始を目指して準備を進めていることも明らかにした。

 高齢者施設の入所者らは6月中旬、一般市民は7月から個別と集団で実施する方針。対象は60歳以上と、18歳以上で基礎疾患がある人など。対象者には6月1日から接種券を発送する。

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