牛の卵巣に針で刺激を与え、妊娠しやすさの目安となる卵巣内の卵胞数を増やす技術を宮城大や国際医療福祉大(栃木県大田原市)などの研究グループが開発し、特許申請した。人工授精による牛の受胎率は世界的にも低下傾向にあり、生産効率向上を図る新技術は、生産者の負担軽減につながると期待される。
研究グループは正常な細胞が増えて密集状態になると、適正な状態を維持するために増殖を抑制する生体メカニズムに着目。生体内の卵巣の皮質部分に長さ3ミリの微細な針を複数本刺して切開し、断片化に近い状態にした。その結果、50カ所程度針の刺激を加えた際に卵胞の数が1・5倍に増えたという。
卵胞の数が多い牛は妊娠率が高く、次の受胎までの間隔は短いことが知られている。宮城大食産業学群の小林仁教授(動物繁殖学)は「牛への負担が少なく、安全性も高い。今後は受胎率や機能が低下した卵巣の回復や、刺激を与える適切なタイミングなども検証したい」と話す。
家畜改良技術研究所(前橋市)の調査によると、国内の牛による人工授精の初回受胎率は1989年に乳用62・4%、肉用67・5%だったが、2018年は乳用45・8%、肉用56・1%と、約30年でそれぞれ10ポイント以上低下した。
研究は日本中央競馬会(JRA)の畜産振興事業(2019~21年度)の一環で行われた。
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