女川町出島架橋、2024年度完成へ働き掛け 促進期成同盟会総会
女川町出島架橋・アクセス道路整備促進期成同盟会の2022年度総会が19日、女川町生涯学習センターホールで開かれた。
本年度事業として、出島架橋は今年11月以降に橋本体の組み立てが同町石浜地区で始まることから、24年度中に確実な完成ができるよう国と関係機関に財源確保を働き掛ける。アクセス道路は、国道398号石巻バイパス沢田工区が国の22年度予算に組み込まれたことから、早期完成に向け、県、石巻市とともに積極的な要望を行う。
石巻バイパス沢田工区(約5.8キロ)について県は、トンネル2本(1480メートル、600メートル)、橋2本(40メートル、20メートル)の構造物を整備することなどを補足説明。津波災害から徒歩で避難することも考え、橋とトンネルにも歩道を設置する。それ以外の幅員は8メートルとし、3車線を確保できる設計を予定していることなどが示された。
同期成同盟会長の須田善明女川町長は「早期、完成には地域全体で推進するという熱量が必要になる。今まで以上に運動を支えてほしい」と呼び掛けた。