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東松島に初の陸上スポ少 園児から中学生まで 楽しみながら体作り

練習に取り組む団員たち

 東松島市初の陸上スポーツ少年団となる「東松島市ATHLE(アスレ)陸上スポーツ少年団」が4月に発足した。幼稚園年長から中学生までの約50人が日々練習に取り組んでいる。庄子稔代表(38)は「まずは全身をしっかり動かせるように、楽しみながら体を作っていってほしい」と話している。

 活動は平日午後7時から午後8時半まで、鷹来の森運動公園や東松島市大曲小、矢本東小などで行っている。姿勢や接地などの基礎に加え、鬼ごっこや縄跳び、ボール遊びといったレクリエーションも組み込み、運動に親しみながら取り組んでいる。

 石巻地方では石巻市内にしか陸上スポ少がなく、東松島市在住の子どもたちは石巻市などに通うか、中学校から部活動で取り組んできた。庄子代表が昨年夏から長男奏生(かなう)さん(12)と友人の酒井瑛太さん(12)に個人的に指導を始めたところ、活動の評判が広まり参加希望者が増加し、スポ少発足に至った。

 29日に石巻市小船越の追波川河川運動公園で開かれる「石巻かほくグランプリ」が直近の目標で、団員17人が出場を予定している。

 矢本西小6年の亀山真由さん(11)は、7歳の弟と一緒に所属している。「別の小学校の友達もできて、楽しく練習できている。運動会や陸上大会で1位を目指したい」と笑顔で話す。母みささん(37)は「とてもアットホームな雰囲気。子どもたちも楽しんでいる」と語る。

 庄子代表は「子どもたちが運動をきっかけに交流を深めてくれることにやりがいを感じる。時にはライバルとして競い合いながら楽しんで取り組んでほしい」と期待した。

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