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十八成浜、12年ぶり海開き 網地、渡波、白浜も開設 石巻市

 石巻市の斎藤正美市長は13日の定例記者会見で、東日本大震災で被災し休止していた十八成浜海水浴場を今夏、12年ぶりに開設すると発表した。新型コロナウイルス感染拡大で中止していた他の3海水浴場も3年ぶりに海開きする。

 十八成浜は牡鹿半島で唯一の海水浴場で、2010年には約4600人が来場した。震災の津波で甚大な被害を受け、砂浜が地盤沈下で消失。復興事業で防潮堤を内陸側に移設し、その海側に砂浜を再生した。

 当初は20年夏に再開する計画だったが、感染拡大で市は全ての海水浴場の開設を中止していた。斎藤市長は「待ちに待った再開で大変うれしい。きれいな海を多くの人に楽しんでほしい」と期待した。

 十八成浜と同様、震災後に休止が続く雄勝地区の荒浜海水浴場は今夏も開設を見送る。

 各海水浴場の開設期間は次の通り。
▽十八成浜(7月16日~8月21日)
▽網地白浜(7月22日~8月21日)
▽渡波、白浜(7月23日~8月21日)

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