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石巻圏・新百景>女川スタジアム(女川町清水)

青々とした天然芝のフィールド。サッカーやラグビーなどでの利用が見込まれる
コバルトーレの試合で選手を鼓舞するサポーター

 青々とした天然芝のフィールドで選手たちが躍動し、子どもたちの笑顔も広がる。女川町清水地区に新設された競技場「女川スタジアム」の利用が5月に始まった。町を拠点とする社会人サッカーチーム「コバルトーレ女川」の試合やスポーツイベントが開かれている。

 グラウンドの広さは9600平方メートル。600人分の観客席と4400人分の芝生スタンド、木造2階の管理棟で構成する。事業費は約10億9000万円で主に国の復興交付金を充てた。昨年3月に完成したが、新型コロナウイルス感染拡大の影響や芝の養生のため利用開始を延期していた。

 町内では競技用の天然芝を備えた唯一の施設で、サッカーやラグビーなどでの利用を見込む。スタジアム周辺は公園や駐車場が整備される予定で、町のにぎわい創出も期待される。

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