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初夏の海で大物狙う 女川釣りフェス 穴釣り、にぎやか

初開催の穴釣りを楽しむ参加者

 東日本大震災からの復興と豊かな水産、観光資源をアピールする「女川釣りフェス2022」(河北新報社、三陸河北新報社、釣り東北社主催、東北電力特別協賛)が19日、女川町の女川湾で開かれた。新型コロナウイルスの影響で3年ぶりの開催。恒例の船釣りと初めて企画した岸壁での穴釣りに分かれ、男女計157人が釣果を競った。

 女川港観光桟橋周辺で行った穴釣りには、家族連れを中心に100人が参加。小さな穴に釣り糸を垂らし、ハゼやメバルなどを釣り上げ、笑顔を見せた。

 仙台市錦ケ丘小6年の柴田芽依さん(11)は「穴から出てくるまでどんな魚か分からないのがどきどきして面白かった」と話した。

 船釣りは個人とペアの部を実施。穏やかな波に揺られながら大物のカレイやアイナメを狙った。

 個人の部で優勝した岩沼市の会社員須藤博康さん(49)は「数多く釣れ、釣り場として良かった。普段は仙台近郊でやっているが女川でも回数を増やしたい」と語った。

 閉会式では、表彰やルアーなどが当たるじゃんけん大会があった。釣った魚の一部を「特別養護老人ホームおながわ」(女川町浦宿浜)にプレゼントした。参加者を代表して須藤さんが斎藤俊園長に手渡した。

 結果は次の通り。(敬称略)

【船釣り】
▽個人の部
(1)須藤博康(岩沼市)総重量8370グラム
(2)佐々木健一(石巻市)
(3)松川喜巳男(石巻市)
▽ペアの部
(1)丹野恒雄・小山瞳(仙台市)総重量5191グラム
▽カレイ大物賞
 芳賀隆志(石巻市)42センチ
▽アイナメ大物賞
 阿部健司(石巻市)43センチ
▽シニア賞
 高橋定臣(石巻市)
▽特別賞
 高橋昇(石巻市)クロソイ31センチ

【穴釣り】
▽大物賞
 内海美江(大崎市)アイナメ30センチ
▽大漁賞
 菅原美佐子(仙台市)2匹(全長計41.5センチ)

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