甘いスイカに園児ら笑顔 石巻・鹿妻の我妻さん、栽培し贈る
石巻市鹿妻南1丁目の我妻伸二さん(88)が2日、自ら育てたトウモロコシ50本とスイカ15個を保育園児らにプレゼントした。社会福祉法人夢みの里が運営するグループホーム「合歓の里ひだまり」(鹿妻北1丁目)の敷地を借り、今年5月から栽培していた。
ひだまりでの受け渡しには、夢みの里が運営するインターナショナルプリスクールピノッチオ(大橋3丁目)の保育園児10人と市内の小学生らが訪れた。
我妻さんは「トウモロコシを食べて暑さや新型コロナウイルスに負けないよう頑張って」と一人一人に声をかけ、トウモロコシを手渡した。園児たちは「ありがとうございます」と一斉にお礼を述べた。
スイカは受け渡し直前にはさみで切ったばかりの新鮮なもの。その場で割って提供され、園児らから「甘くておいしい」との声が相次いだ。
我妻さんは「子どもたちの笑顔を見て一生懸命作ったかいがあった」とにっこり。夢みの里の菅原桂子理事長らも「心温まるプレゼント」と感謝していた。