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災害時の伝言ダイヤル活用を 石巻市防災士協に手引書寄贈 日本公衆電話会宮城支部

寄贈したてびきと災害用伝言ダイヤル171のPRツール
井上会長(左)にツールを手渡す渡部副支部長

 公益財団法人日本公衆電話会宮城支部(仙台市青葉区)は9月25日、大規模災害時の安否確認などに役立つ「災害時連絡方法のてびき」と、「災害用伝言ダイヤル(171)」のPRツール(ティッシュ型)を石巻市防災士協議会に各800部(個)寄贈した。

 石巻市防災センターで贈呈式があり、宮城支部の渡部邦明副支部長が防災士協議会の井上達彦会長に手渡した。渡部副支部長は「災害が発生した時に真っ先に知りたいと思うのは家族、知人の安否。万が一の災害に備え、活用いただければ」と話した。

 井上会長は「3年連続の寄付を頂き、大変ありがたい。機会あるごとに市民への周知などを図りたい」と語った。8日にはイトーヨーカドー石巻あけぼの店で市民への配布を含む街頭PR活動を展開する。

 てびきはA5判サイズ。東日本大震災以降、災害発生時の安否確認の重要性が指摘される中、NTTグループの「災害用伝言ダイヤル(117)」の概要などを掲載。大規模災害時の公衆電話の利用方法も分かりやすく解説している。

 宮城支部は「大きな災害が起こると、一度に多くの人が被災地に電話をかけるため、一般電話や携帯電話がつながりにくくなる」と説明。171は災害時にもつながりやすい上、被災地にいる自身の安否を録音しておくことで、遠方の家族、知人が伝言を再生し、確認できるのが特徴。

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