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市民から多様な意見 石巻市長室開放デー、11年ぶり 被災支援の直談判も

市長室を訪れた市民と懇談する斎藤市長(右)

 石巻市は東日本大震災後に休止していた市長室開放デーを9月28日、11年半ぶりに再開した。市民9組15人が来庁し、扉の開かれた市長室に入って、環境美化やまちづくりのアイデアを斎藤正美市長に直接伝えたり、室内を見学したりした。震災の被災者が市の支援を直談判する場面もあった。

 同市大街道南2丁目の無職鈴木貞夫さん(79)は、市役所脇のプランターの一つが雑草だらけになっていることを報告した。「1年ぐらい気になっていた。市長に『すぐやらせます』と言ってもらい、手っ取り早かった」と喜んだ。

 市役所内で働く派遣社員の女性(35)は同僚と見学に訪れた。「部屋が見たかった。思ったより広いが、窓がなくて閉塞(へいそく)感がある」と感想を語った。市内でのストリートピアノの設置を提案した男性もいた。

 同市小船越地区に被災者グループの自主事業で宅地を造成して移転した「光ケ丘団地の会」のメンバーら3人は、団地内道路の舗装工事と市道認定を要望した。土地買収の関係で一部の道路幅が足りずに市道に認定されず、砂利道のままになっている。

 斎藤市長は「おっしゃることは分かるが、正直言って難しい。現時点では私道の助成制度を使ってもらうしかない」と回答した。団地の会の武山裕記会長は懇談後、「防災集団移転団地と違い、自主移転は全て自費。思いは伝えられたので、ここから何か進展があれば」と語った。開放デーは来年度以降も継続する。

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