閉じる

学校と地域の復興を共有 東松島・宮野森小にナイジェリアから視察団

児童の太鼓演奏を鑑賞するナイジェリア政府関係者

 東松島市宮野森小(児童134人)に2日、国際協力機構(JICA)の国別研修で来日しているナイジェリア政府関係者ら14人が訪れた。子どもたちと交流し、学校施設を見学した。

 一行は同国北東部などで活動するイスラム過激派組織「ボコ・ハラム」などによるテロ被害が続く国土の復興、開発計画に携わるメンバー。日本の戦後復興、東日本大震災からの復興過程を参考にするのが目的。

 9月25日に来日し、広島市などを視察。5日は東松島市で宮野森小と野蒜市民センターを訪問し、学校施設の復興、住民と行政の協働などについて知見を深めた。同日中に次の視察先のいわき市に向かった。

 宮野森小では5、6年生児童37人が「ふるさと宮野森太鼓」の演奏で歓迎。英語での歓迎あいさつでは、季節ごとの学校活動や日本の文化行事も伝えた。

 視察団代表でナイジェリア連邦政府で人道問題や災害管理、社会開発を担当するグレマ・アルハジ・アリ氏(61)は同校について「自然と共にあることを体現している。設備、デザインなど私たちの学校にはないものが多い。参考にしたい。子どもたちの歓迎にも感激した」と話した。一行は8日に帰国する予定。

関連タグ

最新写真特集

石巻かほく メディア猫の目

「石巻かほく」は三陸河北新報社が石巻地方で発行する日刊紙です。古くから私たちの暮らしに寄り添ってきた猫のように愛らしく、高すぎず低すぎない目線を大切にします。

三陸河北新報社の会社概要や広告、休刊日などについては、こちらのサイトをご覧ください

ライブカメラ