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「かき祭り」活況、笑顔広がる 3年ぶり 蒸しがきやチャウダーも

新鮮でプリプリのカキに思わず笑みがこぼれる

 石巻産カキの知名度向上や販路拡大を目的とした「第19回石巻かき祭りwith宮城げんき市」が23日、石巻市総合運動公園で開かれた。新型コロナウイルスの影響で2019年以来、3年ぶりの開催となった。小雨が降るあいにくの天気となったが、蒸しがきなどが格安で販売され、家族連れらのおいしい笑顔が会場にあふれた。

 県漁協石巻市東部支所、石巻湾支所、石巻地区支所でつくる「石巻かきブランド化事業委員会」が主催。かき汁や蒸しがき、カキのチャウダーなど、それぞれ1000食前後を提供した。

 石巻芽生会(石巻料理店組合)加盟店舗の工夫を凝らしたメニューが味わえるコーナーや、生食用カキの販売などもあり、こちらも多くの人出でにぎわった。

 特設ステージでは、オープニングセレモニーの後、来春閉校となる石巻市東浜小と荻浜中の児童生徒らによる獅子風流(ふり)、石巻市出身のシンガー・ソングライター萌江さんのライブ、伊達の黒船太鼓保存会の演奏などがあった。

 今回は、例年5月の連休に仙台市の勾当台公園市民ひろばで開催している「宮城げんき市」とのコラボ開催。カキ以外の各地の特産品なども並んだ。キッチンカーの出店もあり、家族連れを喜ばせた。

 家族4人で来た石巻市開北小5年の菊地双葉さん(11)は「カキは大好きなので、いっぱい食べることができてうれしい」と声を弾ませた。

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