年末年始の労災防止徹底 県建設業協会石巻支部、現場をパトロール
建設業年末年始労働災害防止強調期間(12月1日~来年1月15日)に合わせ、県建設業協会石巻支部は22日、会員事業所が施工する女川町内の現場2カ所で安全パトロールを実施し、事故防止の意識を高めた。
支部の安全・環境委員や石巻労働基準監督署の砂沢賢三産業安全専門官ら約15人が参加した。田中建設(女川町浦宿浜)が町から請け負う女川スタジアム周辺整備工事の現場では、担当者から説明を聞きながら作業環境や安全対策の掲示物などを確認した。
石浜岸壁災害復旧工事の現場と合わせて点検した砂沢産業安全専門官は「どちらの現場もよく整理されていた。冬場は凍結・積雪による転倒災害のほか、年末年始の慌ただしさから確認不足による事故が増えがち。特に気を付けてほしい」と語った。
佐藤昌良支部長は「外部者に現場を見てもらうことで、より労災防止の意識が高まる。健康管理にも気を配り、事故のないよう取り組んでいきたい」と話した。
石巻労基署によると、管内の1~9月の労災発生件数は464件で、前年同期より141件(43.7%)増えた。建設業は33件で、28件(45.9%)減少した。
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