「らいつ」をもっと楽しく センター開館9周年祭、子どもたちが企画・運営
石巻市立町1丁目の市子どもセンター「らいつ」で22日、開館9周年イベント「らいつの日009」があった。施設を利用する小学生から高校生でつくる実行委員会が企画、運営した。ゲームで体を動かしたり、意見を交換したりした。
今回のテーマは「雲の向こうはいつも青空」。長引く新型コロナ禍を嘆くばかりではなく、対策を強化して世代に関係なく楽しく交流できる機会をつくろうと考えた。イベントには保護者や地域の大人も参加した。
「らいつでどんなことができたらもっと楽しくなる?」をテーマにしたワールドカフェでは大人を交えて意見を出し合った。「キャンプをしたい」「同年代での勉強会」「大みそかに歌合戦」「防災ツアー」など数多くの提案があり、模造紙に書き出された。
料理対決を提案した石巻中2年の大崎玲君(14)は「やってみたいものばかり。僕の提案も『すごくいい』と言ってもらえた」と満足そう。「らいつは中1から利用している。職員の皆さんが優しいし、居心地がいい」と話した。
らいつは2014年1月に開館。公益社団法人セーブ・ザ・チルドレン・ジャパン(東京)が木造2階の施設を建設し、市に寄贈した。
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