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被災地を支援 東京・中野区の有志22人、寸劇など披露 女川の住民和ます

市民劇団のメンバーが寸劇を披露し、集まった住民を楽しませた

 東日本大震災の被災地支援を続ける東京都中野区の区議ら有志22人が23日、女川町の大原南集会所を訪れ、生活物資を贈ったり演劇を披露したりして住民と交流した。新型コロナウイルス感染拡大の影響で被災地訪問は3年半ぶり。

 生活物資は住民の要望を聞き、値上がりするキャベツやニンジンといった野菜、果物、ティッシュペーパーなどを150世帯分を用意した。市民劇団のメンバーも参加しており、芝居や寸劇を演じて集まった住民を楽しませた。

 被災地支援は2011年5月、石巻市でのボランティア活動をきっかけにスタート。毎回地元で募金を呼びかけ、年2回、石巻市や女川町の仮設住宅、集団移転団地などを訪問してきた。

 震災から間もなく12年となり、今後は支援の形を変えていく計画だという。まとめ役を担ってきた区議の来住和行さん(75)は「若い人たちの知恵を生かした支援を考え、次の時代に引き継いでいきたい」と語った。

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