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石巻市総合体育館アリーナ改修 来月1日、利用再開

2月から再開する石巻市総合体育館のアリーナ=1月25日

 最大震度6強を観測した昨年3月の地震で天井付近の暖房設備の一部が破損し、利用中止になっていた石巻市総合体育館の主競技場(アリーナ)が2月1日、利用を再開する。

 アリーナは修繕作業中の昨年6月に他のパネルやフレームも落下する恐れがあることが判明し、7月に改修工事に入った。パネル付近のフレームの溶接や金具の補強、ビス留めを行ったほか、落下防止のためワイヤを増設した。再開に向け、今月末までに清掃作業や備品の確認などを行うという。

 石巻市スポーツ協会は2月3日から卓球・バドミントン教室などを再開する。

 会員ら約50人が市総合体育館のアリーナで活動していた石巻卓球協会は、改修工事に伴い、一時的に活動場所を市河北総合センターに移したが、参加者は普段より10人程度少なかったという。協会メンバーが小中学生を対象に指導する「石巻ジュニア卓球クラブ」は中止していた。

 卓球協会の三浦正徳会長(75)は「2月1日から総合体育館で活動できる。ジュニアクラブも再開を予定している。移動の負担も減り、大変ありがたい」と喜んだ。

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