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師走点描 >年越しそば(石巻市中央1丁目・蕎麦と酒 おもたか)

トントンとリズム良くそばを刻む白幡さん

<1年締めくくり、味わう>

 石巻地方の年末は天候に恵まれ、穏やかに過ぎていく。各地のそば屋では、長寿などを願って大みそかに食べる年越しそばの準備に大忙しだ。

 石巻市中央1丁目の「蕎麦(そば)と酒 おもたか」は、家庭用に限定200食の年越しそばを用意する。店主の白幡太志さん(45)は30日、精神を研ぎ澄ませ、巧みな包丁づかいでそばを次々と切り分けていった。

 そばは、栃木県や長野県から仕入れた小麦粉、そば粉とそばの実を使う。そばの実は手動の石臼で製粉し、粉とブレンドする。年越しそばの麺は家庭で調理しやすいように、小麦粉とそば粉の割合が2対8のものを販売。約1.2ミリの細麺で、のどごしの良さやすすったときの麺のしなやかさを楽しめる。

 白幡さんは「大みそかは特別な夜。今年最後の締めくくりとして家族でそばを味わってもらいたい」と話した。

 31日の営業時間は午前11時半~午後1時半。連絡先は0225(98)8448。

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