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大漁願う「今年こそ」 イカ釣り船団出航 山形・酒田

家族や友人に見送られて漁場へ向かうイカ釣り船

 山形県酒田市を拠点とする中型イカ釣り船団の出航式が14日、酒田港であった。船内で急速冷凍したスルメイカをおおむね2カ月ごとに水揚げし、来年1月まで操業を続ける。昨年度は記録的な不漁に見舞われただけに関係者は「今年こそ」との願いを込め、漁場へ向かう船団を見送った。

 出航式では県漁協の本間昭志組合長が「原油高や漁獲制限と取り巻く環境は厳しいが、イカを満載して帰港してほしい」と激励。県船友漁労長会所属の3隻が、操業の無事と大漁を願う家族らに見送られて漁場へ向かった。

 船団は漁労長全員が酒田の離島飛島の出身で、乗組員も大半が地元出身。石川県沖の大和堆(たい)周辺で操業し、その後は群れを追いかけて北海道沖に北上する。

 スルメイカは酒田港で取り扱う魚種の主要品目だが、近年は海水温の上昇などで資源量の減少に直面している。昨年度の水揚げは全盛期の1割にも届かない131トン、1億9600万円にとどまった。

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