身代金払わず2億円でカルテ構築 徳島サイバー被害の病院

 徳島県つるぎ町の町立半田病院の入り口に張られたお知らせ。会計ができないことなどが記されていた=25日午前

 サイバー攻撃を受け患者約8万5千人分の電子カルテが閲覧できなくなった徳島県つるぎ町の町立半田病院が、犯人が復元の代わりに要求している「身代金」を支払わない方針を決めたことが25日分かった。約2億円をかけ新システムに切り替えカルテを再構築する。

 兼西茂町長は「支払ったとしてもデータが100パーセント復元できるとは限らない。少しでも早く通常の態勢に戻さなければならない」と話し、来年1月の復旧を目指す考えを示した。海外では企業などへの身代金要求型サイバー攻撃で支払いに応じる例もあるが、つるぎ町は犯人側への資金提供は自治体の姿勢として理解を得られないと判断した。

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