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ウクライナ軍、激戦地から撤退 東部防衛拠点、ロシアが制圧

 ウクライナ領内で、自走式多連装ロケット砲システムで攻撃するロシア兵。ロシア国防省が2日公開した(AP=共同)

 【キーウ、モスクワ共同】ウクライナ軍は2日、東部ドネツク州の激戦地ウグレダルからの部隊撤退を許可したと発表した。地元メディアは既に撤退したと報じた。ウグレダルはウクライナ軍にとって東部の防衛拠点の一つ。治安情報に詳しいロシアメディア「SHOT」などは、ロシア軍が完全制圧したとしており、ロシアが目標とするドネツク州全域制圧へ弾みとなる。ウクライナには打撃だ。

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 ウグレダルは州都ドネツクの南西に位置する。ロシアは今後、ドネツク北西の要衝ポクロウシクなどに兵力を振り向けられるようになる。

 インターネット上では1日、ウグレダル中心部の行政庁舎にロシア国旗を掲げる兵士の動画が拡散した。

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共同通信

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